個別株の損切について

個別株の損切について

こんにちは、zoruです。今回は個別株の損切について語っていこうと思います。まず初めに損切は非常に重要です。なぜなら株で資産の多くを失って退場するのは損切ができない人です。投資家にとって調子が悪い時期は誰にでもあります。原因は脳の衰え、ルールを忘れてしまっている、相場状況が手法とあっていないなど考えられるものは沢山あります。その調子の悪い時期に如何に資産を守ることができるかかどうかが生き残るコツだと思います。損切をしてはいけないと言っている優秀なトレーダーを見たことがありません。逆に調子の良い時期も必ず来ます。それまで生き残りながら我慢強く投資しましょう。

損切の重要性

例えば株価が1000円から900円になったとします。それは10%の下落です。しかし900円から1000円に戻るためには10%以上の上昇が必要です。900円から10%上昇したとしても990円にしかなりません。1000円の銘柄が50%下落して500円になると1000円に戻るためには100%の上昇が必要です。この様に損失は許容すればするほど不利に働きます。

ミネルヴィニの考え方

ミネルヴィニはは世界でも有名な株式トレーダーであり、ベストセラー『ミネルヴィニの成長株投資法』、『株式トレード 基本と原則』の著者です。彼は著書の中で最大損失を10%としています。決して平均損失ではありません。最大損失です。ここを誤解している人は多いのではないでしょうか。損切10%という数字だけが頭に残ってしまう気持ちはわかります。現在『決算ガチャ』という言葉が流行っています。決算後は大きくギャップを開けて上昇する銘柄が多く期待してしまいます。しかしあまり調べることをせずに決算を跨いで10%以上の下落を被ったことがある人は多いのではないでしょうか。ミネルヴィニに言わせると最大損失が10%なのでその様な損失を出してはいけないはずです。身を亡ぼす行動をとってしまう前にこのブログを読んで少しでも救われる人がいると嬉しいです。

最後に

ここまで読んでいただきありがとうございます。元も子もないようですがミネルヴィニが活躍しているのはアメリカ市場です。本を読んだとしてもそっくりそのまま日本市場にも適用できるかどうかは疑問が残るところです。ただし損失が数学的に不利に働くことは紛れもない事実です。最大損失が10%であれば平均損失はいくつでしょうか。これを名言している記述は探しても見つかりませんでした。自分が用いている手法や相場に合わせて見つけていくのが株式投資の面白みの一つだと思います。ミネルヴィニは損切の考え方だけでなく他にも利確など他のテーマでも根拠のある考え方をしているので著書は非常に勉強になりました。株式投資は損切以外にもエントリーポイント、利確、エントリー銘柄など考える要素は沢山あるのでゆっくり時間をかけて学んでいきましょう。

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