2023/11/23の相場
2023/11/23は日本市場、米国市場共にお休みです。日経先物は動いていてその様子はというと上昇しています。これは金曜日の相場に少し期待が持てそうですね。為替はというと11/22昨日は大きめの陽線を出していましたが本日18:00時点では陰線となっています。11/13に天井をつけてから短期では円高の傾向が見られています。そんな中で今回は円高で恩恵を受けるニトリホールディングスという銘柄を直前の決算をもとにひも解いていこうと思います。
ニトリホールディングスってどんな銘柄?
ニトリホールディングスは皆さんも知っての通り全国トップの家具、インテリアを製造、販売している会社です。なぜ円高がニトリにとってメリットになるかというと海外で製造して国内で販売しているからです。2023/11/10に発表された第二四半期の決算を見てみると”売上原価につきましては、円安の進行に起因する輸入コストの上昇等により増加いたしました”と記載があります。では数字を見ていきましょう。第二四半期の売上は416814百万円、経常利益は56921百万円でした。一方で前年の第二四半期では売上423072百万円、経常利益70430百万円でした。円安の影響で利益が圧迫されているのがわかります。また同日発表された業績予想によると通期の経常損益は前回予想を据え置き、147000百万円を予想しています。これはISIFコンセンサスを8.1%上回る水準でした。現在の株価はというと決算後に一旦売られましたが、決算前よりも高くなっています。これは円高の影響もありそうですね。次に貸借対照表を見ていきましょう。流動資産は流動負債より多く健全です。長期借入金は35000百万円あるみたいですが利益に比べて少なくていいですね。また利益余剰金は801536百万円あって貯めこんでいるようです。
最後に
ここまで読んでいただきありがとうございます。株価が動く要因は決算内容、為替、世界情勢など様々で複雑ですが面白いところでもあると思います。このブログを読んで株式投資に興味を持ってもらえると嬉しいです。
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